ZBrush ダイナミックサブディビジョンで面取りをする

ZModelerなどで作成したローポリモデルのベベル、もしくは面取りをダイナミックサブディビジョンで行うことができます。メカものパーツ作りなどに重宝しそうな気がします。おじさんはダイナミックサブディビジョンといえば、デフォルトのスムースSubDivしか使っていなかったのですが、マニュアルを読み返していたら、なんかいろいろ機能があるぞ!、ということで、いろいろ試してみました。ご存知だった方も、復習がてら再チェックしてみたら如何でしょうか?

3つのサブディビジョン機能

そもそも、ダイナミックサブディビジョン = スムースSubDivではなくて、ダイナミックサブディビジョンには、Qグリッド、フラットSubDiv、スムースSubDivの3つのサブディビジョン機能がありました。しかも、それぞれ同時にかけ合わせる事ができます。かけ合わせた時の効果は

Qグリッド > フラットSubDiv > スムースSubDiv

の順にかかります。また、それぞれのサブディビジョン毎にサブディビジョンレベルの設定ができるので、Qグリッドをレベル1、スムースSubDivをレベル2にすると、内部的にポリゴン数は4 × 4 × 4の64倍になりますので、レベルの上げ過ぎにはご注意下さい。

サンプルモデルで効果を確認

では、サンプルモデルを用意して、各サブディビジョン機能の効果を確認していきたいと思います。ZModelerで図1のようなモデルを作成しました。

図 1:ZModelerで作成したサンプルモデル

これをデフォルトのスムースSubDiv レベル2でプレビューすると図2のようになります。右の8角柱はクリースが入っているので、スムースSubDivをするときれいな円柱になります。

図 2:スムースSubDiv レベル2

では、Qグリッドではどうでしょうか? Qグリッドはモデル全体のポリゴンをグリッド状に再配置します。更に、Qグリッドを使うと、ベベルと面取りのオプションが使えるようになります。ベベルと面取りの違いは、ベベルがフラットな面取りで、面取りが丸みを帯びた面取りであるということです。(図3、4)

図 3:ベベルをONにした場合。面取りがフラットになる

図 4:面取りをONにした場合。面取りが丸みを帯びている

ベベルと面取りの幅は、ダイナミックサブディビジョン >> カバー範囲 (図5)のスライダーで調整できますが、このカバー範囲の本来の意味は、ポリゴンをグリッド分割する時に、どれだけポリゴンの端にエッジを寄せるかという意味になります。

図 5:ダイナミックサブディビジョンの設定パネル

ちなみに、QグリッドとスムースSubDivを合わせる方法でも、面取りを行うことができました。(図6) Qグリッドのベベル、面取りをOFFにして、Qグリッド、スムースSubDivを使用すると、またちょっと違ったアルゴリズムの面取りになりました。とは言え、ちょっとぎこちない形になっている感じがします

図 6:Qグリッド レベル1、スムースSubDiv レベル1、ベベル&面取りはOFFにした例

フラットSubDivは、スムースSubDivと組み合わせると効果が確認しやすくなります。図7はフラットSubDiv レベル1、スムースSubDiv レベル2に設定した状態です。図2のスムースSubDivだけの効果と比べると、クリースを入れていない面がフラットになって、そのエッジが面取りをしたようになっているのが分かるかと思います

図 7:フラットSubDiv レベル1、スムースSubDiv レベル2にした場合

この効果は粘土造形っぽい、おもむきのある形状だなぁと思いまして、試しに図8のようにサンプルモデルを崩したものを用意してみました。

図 8:わざと形を崩したサンプルモデル

フラットSubDiv、スムースSubDivを使用すると図9のような効果になりました。なんか気持ちいいですな〜。(笑)

図 9:フラットSubDivとスムースSubDivを合わせて、粘土っぽい効果を作る

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