Blender 2.8 複数オブジェクトのUVマップ同時編集

Blender 2.8からは、複数オブジェクトの同時編集(Multi-Object Editing)が可能になり、その恩恵は計り知れないものがあります。それはUV編集においても同様です。Blender 2.79では、複数オブジェクトのUVマップを同時編集するには、Texture Atlasというアドオンを使用して、一旦ひとつのオブジェクトにまとめてから行っていました。Blender 2.8からは、複数オブジェクトを選択してから編集モードに入れば、UVも同時編集が可能です。もの凄く便利です。2.8はまだBeta版ですが、2.79に戻るのが辛く感じてしまいます。Substance Painter用にUVマップを作る時にも、作業が捗るのではないでしょうか。実際どんな感じなのか、簡単に解説します。

※記事の作成にはWindows 64bit版 Blender 2.80.44 Betaを使用しました。

UVマップ同時編集

例として、女性の上半身とパンツの2つのオブジェクトを用意しました。(図1)

図 1:女性の上半身とパンツの2つのオブジェクト

既にこの2つのオブジェクトには、UVマップを設定し終わっています。上半身オブジェクトのUVマップは、図2のようになっています。

図 2:女性の上半身のUVマップ

パンツオブジェクトのUVマップは図3のようになっています。

図 3:パンツのUVマップ

この2つのオブジェクトのテクスチャを1つにまとめたいので、UVマップが重ならないように、この後、編集していきます。まずはオブジェクトモードで、上半身とパンツの2つのオブジェクトを選択し、その後、編集モードに移行するか、UV Editingワークスペースへ切り替えます。(ワークスペースってなに?という方は、とりあえず、画面レイアウトぐらいの感じで思っていただければ構いません) 上半身とパンツが選択された状態のUVマップが、図4になります。UVマップが、ばっちり重なっているのが分かると思います。

図 4:UVマップ編集前の状態。上半身とパンツのUVマップが重なっている

ひとくちメモ:UV Editingワークスペース

UV Editingワークスペースへ切り替えると、UV編集をしやすい画面レイアウトに変更され、ついでに選択中のオブジェクトが編集モードに移行されます。ワークスペースの切り替えは、画面上部にあるワークスペース切り替え用のタブから行います。図2〜4は、UV Editingワークスペースで作業しています。

3Dビューポートで頂点や面などを選択していると、UVエディターの方でも対応したUVが表示されますが、デフォルトでは、その選択を解除すると、UVエディターの方ではUVが見えなくなってしまいます。それだと編集がし辛いので、UVエディターのヘッダにあるKeep UVボタンをONにして、選択されていなくてもUVが表示されるようにしておく事を強くお薦めします。(図5)

図 5:Keep UVボタン、大事!

図6は、UVマップのスケールと移動を行って、重なったエリアを修正したところです。ショートカットキーのG(移動)、S(スケール)、場合によってはR(回転)を利用します。

図 6:UVマップの編集後

なお、UVエディター上で面選択モードにしてから、ショートカットのLキーを使えば、マウスカーソル下にあるUVを一気に選択できるので便利です。(図7)

図 7:面選択モードボタンでLキーを覚えよう

最後に、パンツのテクスチャを描いて設定してみました。クマちゃんパンツの完成です。(図8、9)

図 8:クマちゃんパンツのできあがり

図 9:環境マップでライティングしてレンダリング

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