Blender 2.8 アセット用Collectionを作り、そこからオブジェクトを複製する

Collectionを様々なアセットを格納するフォルダーとして使用し、そこからシーンにアセットを複製配置する方法を解説します。Collectionについての基礎は関連記事をご覧ください。

Blender 2.8 View Layer & Collectionの基礎

2018年12月21日

アセットがオブジェクトの場合

例として、Assets(名前はなんでもよい)というコレクションを作成し、その直下にCube、Sphereというオブジェクトを格納しました。(図1、2) 新規オブジェクトがどのコレクションに生成されるかは、アウトライナーでの選択状況によります。Assetsコレクションを選択した状態ならば、その中に新規オブジェクトが生成されるはずです。間違ってAssets以外のところへ生成されてしまっても、ドラッグ&ドロップでAssetsの方へ移動できます。

図 1:ちょっとだけ変形したCube

図 2:Sphereオブジェクト

Cube、SphereをAssetsコレクションに入れたら、アウトライナーでAssetsコレクションのVisibility関係のアイコンを図3のように、目玉のアイコンとカメラ(レンダリング)のアイコンをOFFにします。パソコン・モニターのようなアイコンはONにしておきます。そうしておかないと、オブジェクトの複製ができないのです。

図 3:AssetsのVisibility

準備ができたので、これからCubeやSphereオブジェクトを複製して、Collectionという名のコレクションに格納していきます。まず、アウトライナーでCollectionをクリックして、格納先のコレクションを決めます。その後、CubeかSphereどちらかをクリックして、複製したいオブジェクトを決めます。正しく操作ができていると、図4のような状態になっていると思います。見づらいですが、Collectionのアイコンが薄っすらとグレーに光っているのが分かるでしょうか?

図 4:Collectionの左のアイコンが光っていればOK

オブジェクトの複製法には、オブジェクトの複製リンク複製の2種類があります。

オブジェクトの複製は新規オブジェクトと同じで、複製後はオリジナルのオブジェクトとは依存関係はありません。3Dビューポート上にマウスカーソルがある状態で、オブジェクトモード中に、Shift + Dでオブジェクトの複製ができます。

2019/02/18現在、Blender 2.80.44 Beta版では、この辺りの仕様が変更されて、記事の通りに操作しても、非表示にしたオブジェクトの複製・リンク複製ができなくなっています。厳密に言うと、アウトライナーからオブジェクトを3Dビューポートへドラッグ&ドロップすると複製は可能でした。しかし、リンク複製はできませんでした。ときどき、複製後のオブジェクトが非表示になる不具合もあり、まだ、動作・仕様ともに不安定に感じました。仕様が安定しましたら、また、記事の更新をしたいと思います。

リンク複製はトランスフォーム(配置座標、回転、スケール)はオリジナルと別々に管理されますが、頂点データなどは共有されます。なので、オリジナルのオブジェクトの頂点データを変形すると、リンク複製した方も変形した状態になります。(逆のパターンも同様です) 3Dビューポート上にマウスカーソルがある状態で、オブジェクトモード中に、Alt + Dでリンク複製ができます。

図5は、CubeとSphereオブジェクトをリンク複製して、Collectionに配置した状態です。

図 5:オブジェクトをリンク複製した状態。複製はオブジェクトモードで行います

アセットがコレクション(グループ)の場合

Blender 2.8では、2.7xのグループが廃止されて、Collectionで同様の機能を再現するようになりました。例として、オブジェクトの複製の時と同様に、Assetsというコレクションを作成しました。その直下にSnailというコレクションを作成し、更にその中にサンプルキャラクターのオブジェクトパーツ群を格納しました。(図6)

図 6:オリジナルキャラクターのカタツムリ君です。よろしく

AssetsコレクションのVisibilityの設定は、オブジェクトの複製の時と同様に、目玉アイコンとカメラアイコンをOFFにしておいて下さい。(図7)

図 7:AssetsコレクションのVisibility

コレクションの複製は、オブジェクトの時とは違い、Collection Instanceという機能を使います。アウトライナーでCollectionという名のコレクションをクリックして、複製先を決めます。その後、3Dビューポートにマウスカーソルがある状態で、オブジェクトモード中に、Shift + A >> Collection Instance >> Snailを選択します。(図8)

図 8:Collection Instanceの追加。新規オブジェクト作成はオブジェクトモードで行います

図9は、SnailコレクションのCollection Instanceを3つ生成した状態です。Collection Instanceは現在のところ(2.80BETA)、トランスフォームだけを変更することができます。2.81以降にStatic Override機能が実装された時点で、この辺りの仕様は変わってくる予定です。

図 9:カタツムリ君の複製

1 個のコメント

  • このページでコレクション(レイヤー)の使い方がよくわかりました、いい情報ありがとうございます。PhotoshopやIllustratorではレイヤーをよく使ったものですが、blenderではレイヤー(コレクション)の使い方に苦労していました。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください