3DCGで名画をまねる ミヒャエル・ゾーヴァ(部屋の中央のテーブルにミミズクが乗っている絵)

おじさんはかねてより、3DCG初心者がBlenderを学ぶのは、モデリングよりもレンダリングから入った方が良いのではないかと提案してきましたが、今回はそれを地で行く企画を試してみました。

Blenderを学ぶ方法

2018年9月30日

3DCGで名画をまねる企画

GoogleサービスのPolyに投稿されているモデル素材の多くは、CC-BY 3.0ライセンスで公開されており、適切なクレジットを表示してライセンスへのリンクを提供すれば、改変やリミックスをしたりすることが可能です。このPolyから素材をお借りして、改変、リミックスして名画をおじさん解釈で再現するという一人企画を立ち上げました。

基本ルール

  • 原則、モデリングはしない
  • モデル素材の加工はOK
  • その際、モデル製作者へのリスペクトは忘れない(元のモデルが分かる程度には要素を残す)
  • 新たにテクスチャーは描かない
  • モデル素材にテクスチャーが使われている場合は使用可
  • マテリアルの加工はOK

忠実に名画を模写するというのが目的ではなく、制限を楽しみながら遊び心を発揮していくという方向性でやりたいと思います。

題材は好きな絵から

今回はミヒャエル・ゾーヴァの「部屋の中央のテーブルにミミズクとレモンみたいなものが乗っている絵」に挑戦してみました。ゾーヴァ、いいですよね。おじさんが実際に参考にした絵はネットで見つけたものなのですが、それをそのままここに引用するわけにもいかなかったので、書籍で見つけたものを引用させて頂きました。引用元は「ミヒャエル・ゾーヴァの仕事」(ISBN978-4-06-215423-9) 講談社です。

引用元「ミヒャエル・ゾーヴァの仕事」(ISBN978-4-06-215423-9) 講談社

実はこれ、おじさんが参考にした絵とは色などが違っています。ゾーヴァさんは出版後も、絵に上塗りを続けるので有名な方だそうです。

素材探し

まずは舞台となる部屋の素材です。意外と、こういうものこそ探すのは大変と思っていましたが、あっさり見つかりました。しかも吊り下げ式電気までついていてラッキーです。この中から使用したのは、壁、天井、床、吊り下げられた電気です。テレビ、コンピュータ、その他諸々のものは、今回は使わないので削除させて頂きました。Daveさん、ありがとう!

改造前の部屋

タイトル:ComputerRoom
作者:Dave Leack
URL:https://poly.google.com/view/4527Q-r8NVA

次はミミズクの素材です。テクスチャー付きの良いのがありました。ミミズクはテーブルの上に乗るので、枝は削除しました。

テクスチャー付きのミミズク

タイトル:Great horned owl
作者:Poly by Google
URL:https://poly.google.com/view/fNkq9CwSG6d

次はテーブルの素材です。ゾーヴァの絵にはテーブルクロスがかかっているのですが、残念ながら良さそうな素材をPolyで見つけることができませんでした。しかし、四角いテーブルは見つけることができましたので、これで良しとします。

四角いテーブル

タイトル:Table
作者:Poly by Google
URL:https://poly.google.com/view/fdtYBOniyxa

最後がレモンの素材です。実はゾーヴァの絵を観ても、それがレモンであると確信は持てません。ドングリかもしれません。調べれば分かるのかもしれませんが、それでは面白くありません。観た瞬間に「レモン」とおじさんは思ったのでそれでいこうと思います。

おいしそうなレモン

タイトル:Lemon
作者:Poly by Google
URL:https://poly.google.com/view/76bM0_3h5nw

レイアウト&ライティング

すべての素材をOBJファイルでダウンロードしたら、Blenderにインポートして、サイズを調整してレイアウトしていきます。わくわくする工程です。部屋のモデルが横長でしたので、壁の位置を内側にずらしました。テーブルクロスはクロスシミュレーションで作ろうかと一瞬思いましたが、めんどうなのでやめました。ミミズクの形は、ゾーヴァの絵に近づけるため、縦に縮めました。随時、カメラから見た構図を確認して、レイアウトの調整をします。

Blenderに素材をインポートしてレイアウトをしているところ

ライティングは吊り下げた電気に、放射マテリアルの板ポリを仕込んだのと、テーブルの後ろ側をぼわっと仄かに照らすためのスポットライトを配置しています。その他、ミミズクの顔とテーブルの足を少し明るくしたかったので、それぞれ大きさを調整したレフ板の板ポリを配置しました。ダウンロードしたOBJファイルをインポートすると、マテリアルも自動で付加され、それはそれで便利なのですが、中身をノードエディターで見るとごちゃごちゃしています。あんまりよろしくないマテリアルだったので、マテリアルは全てプリンシプルBSDFシェーダーで簡潔に作り直しました。

レモンのマテリアル

ミミズクのマテリアル

吊り下げ式電気用のライトマテリアル

レンダリング

カメラから見た構図です。(下図) 一見すると安定感のある構図ですが、原作同様に、テーブルの位置などを若干ずらしています。ゾーヴァのこのポツンと中央に配置された構図が好きです。

カメラからの構図

そしてレンダリングして、以下のようになりました。いかがですか?

3DCGでゾーヴァの絵をまねた結果

ZBrushCoreで作ったモデルをBlenderで美しくレンダリング 〜Blender入門者に向けたBlender Cyclesレンダーガイド〜

2018年8月21日

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