おじさんはクルマのデザインが大好きでして、特にアメ車のマッスルカーなんて大好物です。今回の作品のクルマ君2号は、ZBrushでモデリングしました。2号というからには1号があるのですが、その頃はZBrushCoreを使用していました。まだ慣れていなかったせいもあるでしょうが、窓のエッジ部分がシャープに作れなくて、1号の制作はかなり妥協したのを覚えています。(図1) でも、かわいい感じに仕上がったので、これはこれでおじさんは気に入っています。
クルマ君2号のテーマは、よりスポーティなデザインです。今回は、ZBrushでモデリングするので、ZBrushCoreでは使えなかった機能を駆使すれば、簡単だろうと思っていました。ですが、ZBrushでクルマをモデリングする時のワークフローを分かっていなかったので、1号の時と同様に試行錯誤する結果となりました。ZBrushというツールは、機能と同じくらいワークフローを知っていないと、なかなか前へと進めないんですね。おじさんは、スカルプトを主体とした方法で、モデリングを終わらせたかったのですが、そうは行きませんでした。結果的には、スカルプト→Zリメッシャー→Zモデラーというワークフローで完成にこぎつけました。(図2、3、4)
ここで、ちょっとクルマ君たちの解説です。
クルマ君はCarnimal(カーニマル)という自動車生物です。ドアはフェイクで、口から人が乗り込むことができますが(噛まれないように!)、運転することはできません。悪路を走っている時などは、振動によって誤って飲み込んでしまうことも。胃袋の中に入ってしまっても、消化は遅い方と聞きましたので、脱出のチャンスはあるでしょう。基本的に人間とは仲良しなので、人間の街にたくさん住んでいます。
おじさん家にも一匹いたらいいのになぁ…。さて、最終レンダリングはBlenderです。(図5)クルマ君1号と比べて、ずいぶんルックスが変わりました。モデリングに試行錯誤しましたが、今回も楽しい制作でした。
この子もかわいい!
設定もとても良い。
リギングもお得意なようですから、設定を生かしたショートアニメなんかあったら、とても面白そうだと思いました。
この子達の世界観をもっと見てみたいものです。
ありがとうございます!