ZBrushCoreの基礎 其の7 色とマテリアル

スカルプトしたモデルが完成して、そこでそのまま満足するのは、おじさんはもったいないと思いますぞ。ちょっとだけ手間をかけて色塗りすると、ぐっと満足感が高まります。おじさんは作品制作の中で、色塗りが一番楽しいなと思っているぐらいです。ここでは質感と色の設定と、FillObjectでサブツールを一気塗りする方法を解説したいと思います。

質感と色

まず、一口に色塗りと言っても、ZBrushCoreには質感(マテリアル)と、色という2つ要素があります。使用するツールによっては、色もマテリアルの中に含まれる場合もありますが、ZBrushCoreでは別々に設定します。そもそもマテリアルとは何かを説明するには、その素材が何でできているかと言うと分かりやすいかもしれません。鉄だったり、プラスチックだったりするあれです。そのマテリアルの設定によって、同じ色を塗っても、見かけ上は大きく異なってきます。(図1) ですので、色を塗る時は、そのマテリアルが何かということを合わせて考えるようにします。

図 1:同じ黄色を塗って、マテリアルを変えたもの

因みに金属を金属足らしめているもののひとつは、光を反射するハイライトの色に現れます。黄色に塗られていたオブジェクトに光が当たったとして、ハイライトが白だと、それはプラスチックっぽく見えます。対して、反射する色が、塗られている色と同じ黄色だと、金属(ゴールド)に見えます。その他、ハイライトの大きさ、にじみ具合など、多くの要素がマテリアルに含まれています。そう言うと難しく感じるかもしれませんが、ZBrushCoreでは、マテリアルはプリセットで用意されていて、その中から好きなものを選択するだけという簡単なものなのでご安心下さい。

FillObjectで一気に塗る

ペイントする色を変更するには、画面左の「カラーセレクター」を使うか、「メインカラー」をクリックします。(図2) マテリアルは「マテリアルセレクター」をクリックするとプリセットメニューが現れるので、その中から選択します。(図3)

図 2

図 3:マテリアルはプリセットの中から選択する

ZBrushCoreのサブツール(オブジェクト)は、初期状態では色・マテリアル共に設定されていません。マテリアルセレクターやカラーセレクターで、マテリアルや色を変更したとします、すると色・マテリアルが設定されていない全てのサブツールのマテリアルと色が切り替わります。ですが、これはあくまでもプレビューの状態で、確定されたわけではないということを覚えておきましょう。サブツールについて、詳しくは関連記事をご覧ください。

ZBrushCoreの基礎 其の4 ツールとサブツールの関係

2018年6月26日

編集中のサブツールの色やマテリアルを確定する方法のひとつに、FillObjectボタンがあります。FillObjectは、編集中のサブツールを一気に塗ることができます。しかし、その前に重要な設定があります。色だけを確定したい場合は、画面上(Top Shelf)のRGBボタンをオンにします。(図4) RGBボタンに切り替えるには、ドローモードになっている必要があります。

図 4:色ペイントボタン

マテリアルだけを確定したい場合は、Top ShelfのMボタンをオンにします。(図5)

図 5:マテリアルペイントボタン

色とマテリアルを同時に確定したい場合は、Top ShelfのMRGBボタンをオンにします。(図6)

図 6:マテリアル&色ペイントボタン

サブツールにマスクをかけてFillObjectをすると、マスクがかかっていないところだけ色やマテリアルが設定されます。(図7) マスクについて詳しくは、関連記事をご覧ください。

図 7:マスクを使って丸くFillObjectをした

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なお、色やマテリアルを確定したサブツールは、以後、カラーセレクターやマテリアルセレクターを変更したとしても、プレビューされることはなくなります。プレビューでマテリアルだけいろいろ切り替えて遊びたいという時は、あえてマテリアルは確定しないという選択もありだと思います。おじさんはよくやっていますぞ。また、ポリグループを使うとマスクの管理が良くなり、ひとつのサブツールの中で色分けするのがとても楽になるので、おすすめの方法です。ポリグループについて詳しくは、関連記事をご覧ください。

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